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子犬の甘噛み(2)〜わんちゃんの寺小屋〜 

ヴェン先生!僕はおもちゃとかよりも噛んではいけない物を噛むことが好きです。あまり面白くないおもちゃばかりなのです。だめですか?

ヴェン先生:う〜ん…。子犬はそういう子が多いようだね。

相 談 犬:だって…。おもちゃより、噛んではいけないものを噛む方が面白いんです。

ヴェン先生:確かに、つまらないおもちゃより、噛んではいけない物を噛んでいるときの
      方が飼い主さんたちが大騒ぎをしてくれることが多いからね。
      甘噛みは、させなければならない行動というのは子犬の甘噛み(1)で話し
      ているのでそちらを確認して欲しい。

相 談 犬:そうなんです!噛んではいけないものを噛んでいるときの方が飼い主さんは
      僕に話しかけてくれたり、追いかけてくれたり、引っ張りっこをしてくれた
      りするんです。僕は、嬉しくて、楽しくて、最高なんです。でも、おもちゃ
      を噛んでいるときなど噛んで良い物を噛んでいる時には全然相手にしてくれ
      ないんです

ヴェン先生:そうなんだよね。飼い主さんは、噛んではいけない物を噛んでいるから取り
      上げようと必死。そして、悪いことをしていることを伝えようとしているん
      だよね。その行動が、子犬たちにとっては楽しい遊びになってしまっている
      ようなんだ。

相 談 犬:!!??
      えっ!?飼い主さんは、遊んでくれていたのではないのですか?だって、本
      当に楽しいんです。飼い主さんも喜んでいるのかと思いました…。

ヴェン先生:楽しんでいるはずがあるわけない!もし、口に入れて体の不調を起こさせた
      り、中毒で亡くなってしまったりしたら悲しくなってしまうじゃないか。飼
      い主さん達は心配なんだ。だからこそ、噛んで良い物を用意してくれるのだ
      よ。

相 談 犬:ごめんなさい…。そうだったのですね。…噛んでも良いおもちゃかぁ…。

ヴェン先生:そう。噛んでも良いおもちゃが必ず用意されているはず。

相 談 犬:ありますよ。くまさんのぬいぐるみとロープが編んであるおもちゃと骨の形
      をした木の3つ…。でも、この間くまさんのぬいぐるみで遊んでいたら怒ら
      れたんです。

ヴェン先生:なぜ、噛んでも良いくまさんのぬいぐるみを噛んでいたら怒られたのかね?

相 談 犬:ぬいぐるみには、プラスチックでできた目とか鼻とかがあるでしょ。その部
      分がすごく噛みゴゴチがよかったので噛んでいたんです。その時にいきなり
      「ダメ」って大声で言われ、取り上げられたんです。だから、最近は噛まな
      いようにしていました。

ヴェン先生:君…それは、ぬいぐるみを噛んではいけないという意味ではなく、プラス
      チックのところを噛んでいたからじゃないのかな?小さな部品でも飲み込ん
      でしまうと大変なことになるのだよ。

相 談 犬:そうだったのですか?でも、そんなこと、僕たちにはわからないです…。飲
      み込もうとも思っていなかったし…。ただ、ぬいぐるみを楽しく噛んでただ
      けです。

ヴェン先生:そうだね。私たち犬は、人間社会のルールを知っているわけではないから
      ね。教えてもらってはじめて理解することができる。これ以外知る由もない
      んだからね。

相 談 犬:先生。あと、この間は暇つぶしでロープが編んであるおもちゃで遊んでいた
      んです。でも、飼い主さんたちは自分たちを一瞬見て無視したんです。
      あれっ?と思って近くに行って、靴下を噛もうとしたらお姉ちゃんと引っ張
      りっこができたんです。やっぱりおもちゃで遊ぶより噛んではいけないもの
      を噛んだ方が無視されているより楽しかったなぁ

ヴェン先生:ん〜。そこが問題だね。やはり、私たち犬は楽しいことや嬉しいことがある
      とその行動をやめられなくなってしまう。逆に嫌なことやつらいことがある
      とその行動をしなくなってしまうのだ。これも、学習の成せる技なのだよ。
      また、引っ張りっこや追いかけっこは野生で生きていくために必要な行動。
      遺伝子にも組み込まれた行動でもあるから余計にやめられないのだね。

相 談 犬:じゃあ、僕の行動は間違っていない?

ヴェン先生:確かに間違ってはいないよ。だけど、人間社会で暮らしていくためには困っ
      た行動になってしまうのだよ

相 談 犬:そうなんですね…。

ヴェン先生:もう一つ、噛んではいけないものを噛んでいる君たちが、困った行動を起こ
      さないか心配していることがあるのだよ。

相 談 犬:なんですか?

ヴェン先生:噛んではいけないものを噛んでいる時に「ダメ」「いけない」と言って取り
      上げられることが多くないかい?

相 談 犬:あります!あります!最近は取られないように逃げたり,守ったりします。

ヴェン先生:それなんだよ…。最初のうちは良いのだけれど、だんだんと取られまいとい
      う行動が出てきてしまうのだ。これが、エスカレートすると物を守るために
      唸ったり、歯を当ててきたり、最終的には咬んでしまうことがあるのだよ。

相 談 犬:確かに、奪われるという経験が続けば、奪われまいと試行錯誤をします。

ヴェン先生:その試行錯誤の中で成功した行動が、経験として学習をしてしまい威嚇的な
      犬や攻撃的な犬になってしまうことがあるのだよ
      また、場合によっては取られまいと飲み込んでしまうこともある。ただ、口
      に入れて遊んでいたのに取り上げることで取られまいと飲み込んでしまう。
      これを経験するとすぐに飲み込むようになってしまうのだ。

相 談 犬:僕たちは、きちんとした対応を学ばないと人間社会に対応できないこともあ
      るのですね。

ヴェン先生:そうだよ。だからこそ、飼い主さんも君たちを守るために一生懸命勉強して
      いるのだよ。

相 談 犬:飼い主のみなさん。僕たちは、犬です。犬は、犬としての行動をしてしまい
      人間社会で暮らしていくことができません。犬という行動はどのような行動
      なのか知っていただき、犬から人間社会で暮らすことのできる家庭犬となれ
      るようにたくさんのことを教えてください!!

ヴェン先生:詳しくは、「ヴェン先生から飼い主のみなさんへ甘噛みについてお伝えし      ます。」をご確認下さい。

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